先日、初めて過去世退行催眠セッションを受けさせて頂いたSです。
私の場合、驚くほどに鮮やかに過去世の光景が見えました。 痛みの感覚などもとてもリアルで、今でもありありと思い出せます。
時は12世紀頃のヨーロッパ。私はある地方を治める領主(役人)でした。がっちりとした体格、四角い威厳のある顔で、口ひげをはやしていました。領民からは慕われていたようです。直前の前世ではなく、何代も前の過去世のようです。ただし、今の人生に最も直接的な影響のある人生でした。その一生を駆け足で体験しました。大きな城のような(館)に住んでいました。
多くの人(領民)にも会っていました。自分が死ぬ場面にも立会いました。死んだ後のハイヤーセルフにも出会いました。
今の人生と過去世の関連についてのメッセージを受け取りました。 今回の人生の最も重要なテーマも分かりました。ハイアーセルフからのメッセージは言葉にすると膨大なものでした。 そのまま1冊の本になるほどです。
- すべて消化するのには2~3日かかりそうですが、以下、今回学んだことの要約です。
- 生まれ変わっても才能と性格はほとんど変わらず継承される。
- 私の場合、12世紀のヨーロッパの領主だったときに、たくさんの古文書の解読をしていた。その多くは数百年前の住民台帳や裁判記録などの実務・法務的な内容。
- 当時は文字を読める人が少なく、たくさんの人(領民)に文字を教えたり、学問を説いたりしていた。時の領民の多くは、現在の私の千数百人の生徒となって再会。
- 当時に数千冊の古文献を読み、その当時の蓄積が今回の人生(著述関係)でも役立っている。
- つまり、才能とは、過去世から引き継がれたものであり、わずか数十年で後天的に身につけたものではない、ということ。
- 晩年は失明し、鳥、虫、自然の中に囲まれて、自然を肌で感じ、幸福な晩年だった。そして 戸外で息絶えた。
- ハイヤーセルフとは、自分自身の写し鏡。自分の分身でもあり、別の意識体でもある。
(見た目は直径2メートルくらいの強烈な光です。人の姿をしていないし、名前もないようですが、個性ある人格です。)
ハイヤーセルフが近づくと、涼しい光のシャワーに包まれて、とても気持ち良かったです。何も言わずにずっとそのままでいたい感じだったのですが「メッセージを言葉にしてください」と中野先生に言われると、たくさんのことが伝わってきました。
結論として、今回分かったことは、「自分はこういう人間なんだ」という思い込みが、本来の自分から遠ざけてしまうというパラドックスです。
「自由に生きなさい」というのが私へのキーワードでした。
考えてみれば、50回~100回生まれ変わっている中で、たった1回の人生で「自分とはこうなんだ」という思い込みが自分を縛ることになるのですね。
過去世を思い出すことは、そうした自分の限界を脱却する良い機会になると思いました。
Sさんはとても感性の鋭い方でしたので、映像がありありと浮かんできたそうです。でも、前世を映像でハッキリと思い出す人は全体の5%だと言われています。全ての方が必ず同じような体験が出来る訳ではない事を御了承ください。 By 由紀子