暗闇のなかに立方体が見え、それはやがて岬だと分かりましたそして、その岬の先に海をみながら泣く少年がいて、驚いたことに私は、その涙のわけを昔からよく知っている気がしたのです。時間をさかのぼると、彼はあるおばさんに怒られています、ところが、彼はそれにまったく口答えできない。いや、喋れないのだということが分かりました。身振り手振りでなんとか伝えようとする必死さがよく伝わってきました。
私は、話すことと人の気持ちを推し量ることが苦手で、それを直視するために、今回このセッションに臨みましたうまく喋ろう、うまく伝えようと焦ってばかりの私には、「前世は話すことすらできない人だった」という事実は衝撃でした。
言葉を発することができるだけで素晴らしいことだと気付いた今は、もっと会話を楽しんでみようと思っています。
最後のハイヤーセルフとの対話は印象的でした「なぜガブリエルは喋ることのできない人生だったのですか?」「その困難を乗り越えられると思ったから、私はあなたの口をふさいだ」この言葉によって、私に与えられた「課題」の意味と、その解決策を得た気がします。
そしてなにより、ガブリエルは一生懸命にどこかで生きていたという新しい感覚が、大きな収穫だったと思っています。